なんで腰が痛いのに違うところをほぐすんですか?
こんにちは!
HK LABOの服部です。
段々と温かくなって過ごしやすくなってきていますが、例年よりも花粉症の症状が早く出ているので今年はどうなるかと少し怖くなっています。
先日、前屈をすると腰に痛みが出る患者さんから、タイトルのようなご質問を頂きました。
当院では痛みや痺れの出ている場所を直接ほぐすという事はほとんどしません。
それがなぜかという事を今日は前屈を例に説明していきたいと思います。
前屈をするときにはいくつもの関節が協力して体を前に倒します。
今回は前屈の時に重要になる股関節と腰に絞ってお話ししようと思います。
分かりやすくしたいので通常、股関節と腰は前屈の時に5ずつ曲がるとします。
しかし、お尻の筋肉が硬くなってしまうと股関節が2ぐらいしか曲がらなくなってしまいます。
トータルで10曲げたいので股関節が曲がらなくなると代わりに腰がその分を補おうとして8曲げて頑張ろうとします。
腰ではないですが、写真の背中の部分が急激に丸くなっていることが分かると思います。この部分が頑張りすぎている部位です。
ほとんどの痛みはこの頑張りすぎた部位にでています。
ほぐすという作業はこの2しか動かなくなった股関節を5に戻すという作業になります。
(逆にトレーニングは8の力にも耐えれるような体づくりをするという事になります。)
股関節が5に戻ってくれれば、腰も通常の5の動きだけしてくれればいいので痛みが出なくなります。
算数みたいになってしまいましたが、体の中で足し算引き算をしながら協力して体を動かしているという事です。
患部を直接ほぐすということは頑張っている場所をもっと頑張らせることになるので、かえって痛みが強くなります。
いかにサボっている部位を見つけて頑張らせるか、これがリハビリのポイントになります。
ちなみに肩こりの患者さんでずっとこっている場所をマッサージしていましたと言われる方も多いですが、これもあまりお勧めできませんので、しっかりと改善させたい方は専門家にみてもらってください。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
当院は足・膝・股関節の痛みやオスグッドなどのスポーツ障害を得意とした治療院です。
姿勢、歩き方、体の使い方を細かくチェックさせて頂き、痛みの根本的な原因を解決して、豊かな生活のお手伝いをさせて頂きます。
むち打ちなどの交通事故の治療も当院にお任せください!痛みがなくなるまでしっかりサポートさせて頂きます!
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