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今日の新患さん【腰部の痛み】

今日の新患さんは車を降りる際に腰を痛めてしまった男性が見えました。

年に1回ぐらい腰痛になるそうですが、あまりちゃんと治療をしたことがないという事を言われていました。

 

昔、サッカーをしていた時にすべり症という診断を受けたので、痛みはこのまま付き合っていくしかないと思われていたようです。

すべり症の方でも骨の位置を元に戻すことはできませんが、痛みを無くしていく事は可能なのと、それ以上滑らないようにするためには筋肉・筋膜などを正常に戻した方が良いので、しっかりとリハビリや治療を受けることをお勧めします。

 

 

さて、今日の方の訴えは立った状態で体をまっすぐにしようとすると腰の真ん中が痛くなるとのことで、少し腰を曲げた状態でしか立てませんでした。

 

朝方に腰が伸ばせない方が時々見えますが、これも骨盤の傾きが関係していることが多いです。

 

本来、腰を伸ばす時には腰と一緒に骨盤が前に傾く必要があります。

 

 

しかし、骨盤周りの筋肉が硬くなると、この骨盤の前傾がうまく出来ないため、腰(腰椎)だけで頑張って前に動くので、過剰に動いてしまい関節に痛みが出てしまいます。

分離症やすべり症もこのように骨盤がうまく動かないことが原因になっていることが多いです。

 

今回は骨盤が前に傾けられるようにお尻の筋膜をリリースしていきました。

 

リリース後はだいぶ痛みもなくなってまっすぐ立てるようになっていましたが、寝返りなどの恐怖感があるような感じだったので、少し様子を見てまた今週の水曜日に来ていただくようにお伝えしました。

 

今日の方も仕事を早退したようなので、少しでも早く痛みがなくなるように出来る限りのことをしていきたいと思います。

 

柔道整復師  服部 耕平

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