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【体の硬さを放っておくと痛みが悪化?】筋膜リリースで防ぐ癒着・滑走不全と関節の変形リスク

最近「体が硬くなってきた」と感じていませんか?

 

「昔より前屈がしにくくなった」
「歩くときに股関節が詰まるような感覚がある」
「朝起きると膝や腰がこわばっている」

 

40代・50代になると、こうした“なんとなくの不調”が少しずつ増えてきますよね。
その“体の硬さ”、実は将来的な痛みや関節の変形につながる初期サインかもしれません。

 

前回のブログでは、コラーゲンの“架橋”が引き起こす体の硬さについて解説しました。

 

今回はその続きとして、「筋膜の癒着と滑走不全」「筋膜リリースの重要性」を、

40代・50代女性に多いお悩みとともにお伝えしていきます。

 

コラーゲンとエラスチンのバランスが“しなやかな体”を作る

コラーゲンは強さ、エラスチンはしなやかさ

 

筋肉や関節を支える“筋膜”には、コラーゲンエラスチンという2つの繊維が存在しています。

 

  • コラーゲン…体を支える「柱」のような存在。強度を保ちます。
  • エラスチン…ゴムのように伸び縮みし、体にしなやかさを与えます。

 

しかし、年齢とともにコラーゲンが硬くなりやすく、エラスチンも減少してしまうため、
「昔はもっと柔らかかったのに…」と感じるようになるのです。

 

身体の柔軟性低下に関してはこちらのブログに詳細が書いてあります。

コラーゲンの“架橋”が引き起こす体の硬さ

 

 

筋膜が“癒着”すると、体はどんどん動かなくなる

滑走不全=筋膜同士がくっついてしまう状態

 

私たちの体は、皮膚・筋膜・筋肉などが何層にも重なって滑ることで自由に動けるようになっています。

 

しかし、

 

  • 同じ姿勢が長時間続く(デスクワーク・家事)
  • 運動不足
  • 加齢による水分量の低下

 

といった要因で、筋膜同士がくっつく=癒着が起き、
関節が動かしづらくなる・可動域が狭くなる・痛みを感じるようになります。

 

40代・50代女性に増えている関節の痛み…放っておくと?

 

癒着や滑走不全を放置すると、

 

  • 筋肉や関節にかかる負担が増える
  • バランスが崩れて片側ばかりに負担がかかる
  • 変形性膝関節症や変形性股関節症などのリスクが高まる

 

特にホルモンバランスの変化があるこの世代は、筋力や柔軟性の低下が進みやすく、
痛みが出てから慌ててケアを始める方も少なくありません。

 

 

筋膜リリースで「硬さ」の原因をリセット

筋膜リリースってなに?

 

筋膜リリースとは、筋膜に対して圧をかけたり引き伸ばしたりすることで、

癒着を改善して滑走性を回復させる方法です。

 

  • コラーゲン線維の配列が整い、柔らかくなる
  • 筋膜内の水分が再分布されて“ふっくら”とした状態に戻る
  • 感覚受容器への刺激でリラックス効果・痛み軽減

 

セルフケアやトレーニングも組み合わせて

 

HK LABOでは以下のような方法を組み合わせています。

 

  • フォームローラーを使った自宅でできる筋膜リリース
  • 手技による専門的な筋膜リリース
  • 柔軟性と筋力を高めるトレーニング
  • 姿勢や歩き方の見直し

 

「もう年だから仕方ない」は卒業しませんか?

 

痛みや硬さは、「もう年だから」とあきらめるものではありません。

 

今のうちにケアしておけば、

 

  • 将来の歩行能力の維持
  • 関節変形の予防
  • 痛みのない日常生活

 

につながります。

 

HK LABOでは、“痛みが出る前”のケアも行っています

 

豊明市のHK LABOでは、40代・50代の女性に向けて、
筋膜リリース × リハビリ × トレーニングを組み合わせたオーダーメイドのケアを提供しています。

 

「なんとなく動きにくい」
「昔より硬くなった気がする」
「将来が不安」

 

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

まとめ

 

  • 筋膜の癒着・滑走不全は“体の硬さ”と痛みの原因に
  • コラーゲンやエラスチン、水分バランスが関係している
  • 筋膜リリースで可動域・柔軟性を取り戻せる
  • 40代・50代のうちからケアすることで、将来の痛みや変形を防げる

 

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