今日の新患さん2名【右膝の痛み】の方と【背中から腰にかけての痛み】の方
今日は2名の新患さんがみえました。
お一人は子供を抱っこしている時に右膝が痛くなり、今は階段での痛みでお困りの方でした。
さっそく右膝のチェックからさせてもらうと、左に比べて右のスネの骨が外に捻じれていました。
この膝の捻じれというのは膝の痛みがある方は必ずチェックをします。
そしてほとんどの方が捻じれています。
さらに股関節や骨盤をチェックしていくと右の骨盤が前にずれていました。
たびたび出てくるこの骨盤が前にズレるという事なんですが、ズレるとどうなるか。
いろいろありますが、一つは前方にズレている側に体重がかかりやすくなり、負担が増えます。
左右均等に立っているつもりでも、知らないうちにバランスが崩れて左右の体重のかけ方に差が出てきます。
この方の場合は捻じれている右膝にさらに上半身の重みが右膝にかかってしまうという事です。
そうなるとそれを支える膝の内側の靭帯に伸張力が加わり、許容範囲を超えると痛みになるという事です。
こういった方には膝の治療と骨盤や上半身の治療をして、重心の位置を正しい位置に戻すこと必要になります。
まずは寝た状態で膝を曲げるだけでも痛みが出ていたので、今日はその膝の捻じれを取れようにリリースを行いました。
曲げるときに膝の痛みはだいぶ無くなったようなので、次回からは階段でも痛みが出ないように股関節周りの治療もしていきたいと思います。
もう一人の方は重量物をもって階段を上がっていた時に背中から腰にかけての痛みが出て、安静時にも痛みがあるという事でした。
確認をさせてもらうと背中と腰のそれぞれの痛みが出ている様でした。
腰に関しては骨盤が後方に倒れてしまっていて、前屈などで股関節を使えなくなってしまっていたので、股関節が曲がるように筋膜リリースを行いました。
背中の方は胸椎と呼ばれる背中の骨が丸くなってしまい、この周囲の筋肉が伸ばされて痛みが出ている様でした。
この方の場合は肩甲骨が前方に開いてしまっているせいで、そのバランスを取るために背中が丸くなっているので、肩甲骨の位置を修正する必要がありそうです。
今日は腰の痛みが強かったので、腰の治療をして腰の痛みが治まってきたら背中の治療をしていこうと思います。
柔道整復師 服部 耕平