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今日の再診患者さん(右肘「テニス肘」の痛み)

今日は再診の患者さんが来院されました。

 

今日の方は週2回ほどテニスをされている方でボールを打った際に右肘の外側に痛みが出て、年末年始で安静にしていたけど、改善されなかったので来院されました。

 

 

問診で確認させて頂くとご本人もすでに調べていて予測はしていたみたいですが、いわゆる「テニス肘」と言われる外側上顆炎が疑われました。

 

テニス肘は、物を持った時やラケットを握るようなスポーツで肘の外側が痛くなるのが代表的な症状です。

今日の患者さんも掌を下にして物を持つ動作、こぶしの握り込む時に肘の外側に痛みが出るという症状が主訴でした。

 

ただ一般的にはこの筋肉(長・短橈側手根伸筋)が痛みの原因(写真左)と言われますが、今日の方の場合は後方の筋肉(指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋)が痛みを出しているように思われました。(写真右)

    

 

それを踏まえて手首、肘、肩などのチェックをしていくと肘の回内という掌を下に向ける動作に強い制限がありました。

 

 

テニス肘も様々な原因がありますが、個人的にはこの肘の回内という動きはとても重要にしています。

そして一時的にこの動きを修正すると握り込めるようになったので、ここにポイントを絞り前腕の筋膜をリリースしていきました。

 

最初は2キロのダンベルを痛みが出ていましたが、リリース後は鈍重感を感じる程度に変わったようです。

 

 

テニスを続けながら治していきたいという希望があったので運動制限はしずに、セルフケアを多めにしてもらうように説明をして、今日は終わりとなりました。

 

スポーツをされている方はやっぱり休みたくないという方が多いので、このまま出来るだけ運動制限はせずに完治を目指していきたいと思います。

 

 

柔道整復師  服部 耕平

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