今日の新患さん(両膝の痛み)
今日の新患さんは現在来院されている方の息子さんでした。
小学生のころからサッカーをしていて、数年前にオスグッドの治療をしたけど治らず、
今も走ると痛みが出るとのことでした。
診させてもらうと太ももとお皿の骨の間に痛みが出ているので細かく言うと、
膝蓋大腿関節症に分類されるかなと思います。
どちらにしても悪さをしているのは大腿四頭筋と言われる太ももの前にある大きな筋肉になるので、
治療法に大きな差はありません。
基本的には後方重心(踵重心)が四頭筋の負担と関係してくるので、
後方重心をどこで修正するかを評価(チェック)していきます。
今日の患者さんの場合は骨盤が後ろに傾いている(後傾)のが後方重心の原因と考えられたので、
前に傾ける(前傾する)ように筋膜リリースとストレッチを行いました。
痛みの再現が出来なかったので、その場で痛みの軽減の確認はできませんでしたが、
これを繰り返すことで痛みは改善されるのではないかと思います。
今回、お母さんからは他のオスグッドの患者さんと僕との会話を聞いて、
「オスグッドって治るんですか?」という相談から始まりました。
まだまだオスグッドは治らない謎の痛み(成長痛)と思われている方も多いように感じます。
そうではなくてしっかり治る痛みだということを知って頂くためには、
治療以外にも活動をしていく必要があるなと改めて思いました。
オスグッドに関しては長くなるのでブログの「研究所」の方に詳細が書いてありますので、参考にしてみて下さい。
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少し時間がかかると思いますが、そちらもよろしくお願いします。
柔道整復師 服部 耕平