今日の再診患者さん【右腰部の痛み】
今日の再診患者さんは今までにも腰痛や首の痛みで来院されたことがある方でした。
今回も「とにかく右の腰が痛い」と腰の痛みで来院されました。
起床時に痛みは出たらしいですが、痛みが軽かったためジムで運動をしていたら悪化してしまったようです。
主訴は少し座っていると右の腰が痛くなるとのこと。
今回も問診後、神経症状が無いことを確認して、アライメントの評価を行いました。
右の骨盤が横にスウェー(側方移動)してしまっているせいで、右腰部の筋肉が常に引っ張られている状態だったので、痛みの再現性が確認できませんでしたが、仮説を立てて治療を行いました。
このレベルの少しの骨盤のズレというのはなかなか意識して直すことが難しいです。しかし、骨盤がズレて筋肉が引っ張られたままだと立っているだけ、座っているだけでも常に筋肉や筋膜は引っ張られてしまいます。
筋肉や筋膜は引っ張られると、引っ張られないように頑張ってしまうため、疲労や循環障害によって今回のような痛みが出てしまいます。
痛みの確認のためにその場でずっと座ってて頂くわけにもいかないので、週明けまで様子を見て頂き月曜日にまた見せて頂く事になりました。
ぎっくり腰と言えばそうなのですが、ぎっくり腰というのは急性腰痛の総称になるので、ぎっくり腰という一言で終わるのではなく原因を見つけていく事が大切です。
柔道整復師 服部 耕平