テニスで腰や膝が痛い方へ|長く楽しむためにまずは股関節のメンテナンスから
「最近、試合の後に腰が痛くなる」
「膝が気になるけど、年齢のせいかなと思っている」
「以前より動き出しが遅くなった気がする」
そんな悩みを感じているテニス愛好家の方は多いのではないでしょうか。
特にママさんテニスやシニア世代の方は、仕事や家事、育児などで忙しく、
自分の身体のケアが後回しになりがちです。
しかし、長くテニスを楽しむためには、ラケットやフォームだけでなく、
自分の身体のメンテナンスも欠かせません。
今回は、腰や膝の痛みと深く関係する
「股関節」についてお話しします。
Contents
腰や膝が痛い原因は、本当に腰や膝だけでしょうか?
腰が痛いから腰を揉む。
膝が痛いから膝に湿布を貼る。
もちろんそれ自体が悪いわけではありません。
しかし、痛みが出ている場所と原因になっている場所は、
必ずしも同じではありません。
実際にテニス愛好家の方をみていると、腰や膝の不調の背景に、
股関節の硬さや使いにくさが隠れていることが少なくありません。
股関節は「動く担当」の関節
身体にはそれぞれ役割があります。
- 股関節:大きく動く
- 膝関節:曲げ伸ばしを行う
- 腰:安定する
本来よく動いてほしい股関節が硬くなると、
その不足分を腰や膝が補おうとします。
これを代償動作と呼びます。
例えば股関節が十分に曲がらなくなると、次のような動きが増えてきます。
- 腰を丸めてしゃがむ
- 膝を必要以上に曲げる
- 身体を前に倒してバランスを取る
その結果、腰や太もも、膝のお皿周囲への負担が大きくなり、
痛みにつながることがあります。
テニスは股関節を使うスポーツ
テニスでは、前後左右への移動、スプリットステップ、切り返し動作、
ストローク時の回旋動作など、多くの場面で股関節が働いています。
特にストロークでは、股関節の回旋が重要です。
右利きのフォアハンドの場合
テイクバックでは、左股関節が外旋し、右股関節が内旋しながら力を溜めます。
そしてスイングでは、左股関節が内旋し、右股関節が外旋へ切り替わり、
そのエネルギーがラケットへ伝わります。

しかし股関節が硬いと、この動きが十分に行えません。
すると身体は代わりに腰を大きく回そうとします。
その結果、腰痛、お尻の痛み、股関節周囲の違和感などが起こりやすくなります。
年齢とともに身体は少しずつ硬くなる
「昔はもっと動けたのに」
という方も多いと思います。
筋肉や筋膜は、使わない時間が長かったり、同じ動作を繰り返したりすることで、
徐々に柔軟性を失います。
さらに加齢によって、筋肉の水分量、筋膜の滑走性、組織の柔軟性も少しずつ低下していきます。
特に40代以降は、何もしなければ柔軟性は少しずつ落ちていくのが自然な変化です。
だからこそ、定期的なメンテナンスが大切になります。
股関節が使えるとパフォーマンスも変わる
股関節の柔軟性や機能が改善すると、次のような変化も期待できます。
- 動き出しが速くなる
- 切り返しがしやすくなる
- ボールへの反応が良くなる
- 疲れにくくなる
実際には「筋力不足」というより、
股関節がうまく使えていないというケースも少なくありません。
まずは股関節がしっかり動く身体を作ることが大切です。
長くテニスを楽しむために必要なこと
股関節の状態を良くするためには、単にストレッチをするだけでは不十分な場合があります。
- まずは柔軟性を改善する
- 股関節を支える筋肉を使えるようにする
- テニスの動きにつなげていく
この流れで身体を整えていくことが大切です。
このブログでは次回以降、
- テニス愛好家におすすめの股関節ストレッチ
- 股関節を使えるようにするトレーニング
- 腰や膝が痛い人がやりがちな間違い
について詳しくお伝えしていきます。
まとめ
テニスで起こる腰や膝の痛みは、痛い場所だけに原因があるとは限りません。
特に股関節は、移動や回旋などテニスの多くの動作に関わる重要な関節です。
年齢とともに身体は少しずつ硬くなりますが、適切なケアを続けることで、
その変化を緩やかにすることはできます。
これからも長くテニスを楽しむために、まずは股関節のメンテナンスから始めてみましょう。