有痛性分裂膝蓋骨の治療法(筋膜リリース)
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太ももの捻じれ(O脚)の原因
以前、O脚になると外側広筋のエキセントリック収縮が起きやすくなるという話をしました。
ではなぜO脚になるのでしょうか。
それを治療法の前に簡単に説明します。
これは太もものの内側にある内転筋と筋肉のお影響によるところが大きいです。
この筋肉が硬くなると太ももが外側に開くようなねじれを作ります。
太ももが外に開くのでO脚のようなイメージですね。
この硬さこそが有痛性分裂膝蓋骨を引き起こす捻じれの原因になるのです。
分裂膝蓋骨の治療法
先程説明したように太ももの内側にある内転筋が硬くなると、有痛性分裂膝蓋骨を発症してします。
そのため、内転筋のの柔軟性を改善することが治療法の一つにもなります。
この筋肉ですね。
この筋肉は股関節の付け根から膝の近くまで付いている長い筋肉になります。
分裂膝蓋骨の場合は膝の近くの方をほぐした方が効果が出やすいことが多いです。
なぜなら有痛性分裂膝蓋骨になる人は太ももの下半分が捻れている人が多いからです。
ここを手を使ってゴロゴロとほぐしていきます。
この筋肉を横断するように矢印の方向に手を動かしながらほぐしていくと良いと思います。
手がやりづらい方は筋膜リリースのローラーでもほぐせます。
写真のようにうつ伏せで脚を開いてゴロゴロとローラーを転がしてみて下さい。
こちらも少し膝に近い部分をほぐして頂くと良いと思います。
最初は少し痛みもあるかもしれませんが、筋肉が柔らかくなると次第に痛みも感じにくくなります。
3~5分程度を目安に毎日ほぐして頂くと良いので、有痛性分裂膝蓋骨でお困りの方は一度試してみて下さい。
- 有痛性分裂膝蓋骨の概要はこちらをご覧ください。 ⇒ 有痛性分裂膝蓋骨とは
- 有痛性分裂膝蓋骨の原因はこちらをご覧ください。⇒ 有痛性分裂膝蓋骨の原因 有痛性分裂膝蓋骨の原因②
- 有痛性分裂膝蓋骨の他の治療法に関してはこちらをご覧ください。⇒ 有痛性分裂膝蓋骨の治療法(筋膜リリース)②