有痛性分裂膝蓋骨とは
分裂膝蓋骨というのは膝のお皿の骨が何らかの理由で2つ以上に分かれることを言います。
(引用 標準整形外科学 第11版 p626)
10代のスポーツ選手に多いと言われています。
原因は不明と言われていますが、痛みの原因はあると考えています。
分裂したお皿は痛みがない場合もありますが、痛みを伴う分裂膝蓋骨を「有痛性分裂膝蓋骨」と言います。
症状
- お皿を押すと痛い。
- 走ると痛い。
- ジャンプすると痛い。
- 立ち上がるときに痛い。
- 膝の曲げ伸ばしで痛い。
などです。
痛みの多くは大腿四頭筋と呼ばれる太ももから膝のお皿に付く筋肉に負担がかかる事で痛みを生じます。
大腿四頭筋ってどんな筋肉?
大腿四頭筋は骨盤や太ももから膝のお皿を介して、すねの骨に付着する筋肉になります。
ボールを蹴るなど、膝を伸ばすときに使われる筋肉になります。
椅子からの立ち上がりやしゃがむときにも使われます。
膝の痛みはこの大腿四頭筋が過剰に使われることで出る痛みが多いです。
スポーツ選手はこの筋肉を使いすぎないように、正しい体の使い方をすることが大切になります。
- 有痛性分裂膝蓋骨の原因に関してはこちらをご覧ください。⇒ 有痛性分裂膝蓋骨の原因 有痛性分裂膝蓋骨の原因②
- 有痛性分裂膝蓋骨の治療法に関してはこちらをご覧ください。⇒ 有痛性分裂膝蓋骨の治療法(筋膜リリース) 有痛性分裂膝蓋骨の治療法(筋膜リリース)②